当院の認定・特定看護師・専門看護師
当院の認定・専門看護師 一覧
看護職として5年以上(うち専門領域で3年以上)の経験を積んだ後、日本看護協会が認定する「専門看護師」または「認定看護師」の資格を取得し、特定の領域で専門性を高めて活躍することもできます。
認定看護師
認知症看護認定看護師 菅谷 瑛子


認知症のある患者さんが、「その人らしさ」を維持ながら入院生活を送ることができるよう、かかわりや調整を行います。患者さんの言葉や行動にはどのような背景があるのか。患者さんの意思を大切に、認知症の各期に応じたかかわり大切にしています。医療者も患者さんを取り巻く環境の一部であり、患者さんの療養生活に大きな影響を与えていることを理解し、患者さんに寄り添ったかかわりの実践を目指しています。
がん性疼痛認定看護師 池見 亜也子


がん関連の病棟、外来化学療法、緩和ケア病棟(他院)などの豊富な経験を活かし、現在はがんゲノム医療やがん生殖医療の場で専門性高い看護実践と多職種の調整、地域ネットワークの構築や教育活動等を行っています。
感染管理認定看護師 堤 徳正


自分が認定看護師? 大学病院に就職していなかったら、今の自分はなかったと思います。病棟の感染対策担当者となり、感染管理部に相談に行く機会が増え、感染管理を知りました。将来 の働き方を考えた時、スペシャリストになりたいと思い、認定看護師になりました。難しいことですが、院内感染ゼロを目標に活動しています。
緩和ケア認定看護師 山下 貴郁


緩和ケアは病気による痛みなどの症状を和らげ、QOLを改善するアプローチで、症状を和らげることは、苦痛なく「その人らしい生活」を送ることにつながります。そのため、終末期だけでなく、病気の診断や治療中といった早期からの緩和ケアの必要性が高まっています。患者さんやご家族の苦痛が和らぎ、「その人らしく」生活できることを支えられるよう、すべての患者さんやご家族の思いに寄り添うことを大切にしています。
手術看護認定看護師 栗原 真衣子

周術期における手術侵襲や二次的合併症から患者さんの安全を守り、手術が円滑に遂行できるよう、術前外来から関わっています。外来では、手術を受ける患者さんやご家族の不安・緊張が軽減できるよう精神的・身体的な関わりから、安心・安全に手術を受けれるよう麻酔などの補足説明と情報収集を行います。術中は、二次的合併症を起こさないよう限られた時間ですが、濃密な看護を提供しています。手術室看護師は患者さんの想いに寄り添った看護ができるよう日々努力しています。
集中ケア(クリティカルケア)認定看護師 仁平 かおり

院内には、4名のクリティカルケア&集中ケア認定看護師がいます。所属病棟は違いますが、各病棟での実践、教育等に加え、活動日にはRapid Response team として院内を横断的に活動し、重症化する前段階で徴候をとらえることを目的として、各病棟の看護スタッフの「気になる患者さん」や早期警戒スコアで得点の高い患者さんの状態把握や評価を行っています。防ぎ得る急変を減らすことや患者さんの早期回復支援に寄与できればと思っています。
摂食・嚥下障害看護認定看護師 中澤 春菜


食べる・飲むが上手くできない摂食・嚥下障害という悩みを抱えた患者さんとご家族の“おいしく安全に食べたい”という気持ちをサポートするための活動をしています。生まれた瞬間から亡くなるその時まで、全ての人が対象者となり得る分野であり、その人らしい“食”とは何か、ということを考えながらケアを行うよう心がけています。院内における看護職の食支援に関する更なる質の向上を目指し、勉強会の開催等も随時行っています。
乳がん看護認定看護師 淺野 知恵

乳がん治療を受ける患者さんの術式や治療選択に関する意思決定支援、術後ボディイメージ変容に対するケア、心理面のケア等を行っています。また、継続看護のためのシステム整備やスタッフへの勉強会、外来を担当するスタッフの育成も行っています。乳がん治療を続けながらもその人らしく過ごせるよう、また患者さんが納得し安心して治療に臨めるよう、患者さんの伴走者として関わりながら、より質の高い看護を目指しています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 峰 志匡


脳卒中医療を受ける患者さんは、突然の発症により高次脳機能障害を呈することがあり、日常生活および社会生活において、自立した生活が困難になるケースが少なくありません。脳卒中の 患者さん・ご家族に寄り添い、身近な存在として、障害を抱えながらもその人らしく生活できるよう日々認定看護師として病棟スタッフと協働しています。
認定看護管理者 佐藤 久子


看護師長となり、組織運営や人材育成など壁にぶつかることが多くありました。そこで、看護管理に関する知識を深めたいと思い大学院に進学し看護管理について学びました。現在は外科系一般病棟に勤務し、病棟の看護師が安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。また、多くの看護師に看護管理者に興味を持ってもらえるよう、看護管理の楽しさや、やりがいについても伝えていきたいと思っています。加えて、認定看護管理者同士で情報を共有・発信することで当院の看護管理の質の向上を目指しています。
分野名 | 人数 |
---|---|
認知症看護 | 1名 |
がん性疼痛看護 | 1名 |
感染管理 | 2名 |
緩和ケア | 3名 |
手術看護 | 1名 |
集中ケア(クリティカルケア) | 4名 |
摂食・嚥下障害看護 | 1名 |
糖尿病看護 | 1名 |
乳がん看護 | 1名 |
脳卒中リハビリテーション看護 | 1名 |
皮膚・排泄ケア | 2名 |
がん薬物療法看護 | 1名 |
認定看護管理者 | 6名 |
2023年12月1日 現在
専門看護師
小児看護専門看護師 石川 由美香


小児看護は、子どもだけでなく、家族全体が対象で、加えて当院には病気も家族背景も複雑な方もいるため、勉強は大変ですが、やりがいもあります。それを乗り越え、スペシャリストになると、活動日といって所属を離れ、自分の専門領域の活動をする事もできます。皆さんも、スペシャリストを目指して一緒に仕事をしませんか?
精神看護専門看護師(リエゾン) 綿谷 恵子


“リエゾンナース”は様々な橋渡し役を担います。具体的には身体科で精神看護が必要な患者さんへのケアを病棟スタッフと共に担当し、様々な職種と連携、協働をしながら現場で患者さんへの精神面の支援がより充実することを目指します。そして、“看護師のための看護師”と言われることもあり、看護職員のメンタルサポートも大切な仕事です。様々な悩みの相談を受け、看護職員の抱えている思いに耳を傾けます。
慢性疾患看護専門看護師 友村 秀佳


慢性疾患をもつ人々の増加とともに、ケアや治療も複雑化しつつあります。わたしは、慢性疾患看護専門看護師として、慢性疾患をかかえる患者さんの体調管理や在宅療養のサポート、ご家族の方への療養相談を行っています。担当する人工心臓外来/心不全外来では、重症心不全をもちながら生活している患者さんとご家族が安心して安全に生活できるよう、看護面談を行っています。また、患者さんが安全な療養生活を維持しながら、社会参加していくことを目指して、積極的に就労支援を行っています。
分野名 | 人数 |
---|---|
小児看護 | 2名 |
精神看護 | 1名 |
慢性疾患看護 | 2名 |
急性・重症患者看護 | 3名 |
2023年12月1日 現在
当院の特定看護師 一覧
当院は茨城県唯一の特定行為研修の指定研修機関として、大学病院ならではの質の高い研修を行っています。研修を修了した看護師は、さらなるキャリアアップを図っています。
特定看護師
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 降旗 優


人工呼吸器を装着して日常生活を送ることが可能な時代ですが、人工呼吸器を装着していると、自らの意志を他者に伝えることが困難な状況に陥りやすいです。患者さんの状態や治療を理解 することは、生きることを支える力になるのではないかと考えます。当院は指定機関であり、成長できるサポート体制が充実しています。
創傷管理関連/創部ドレーン管理関連 谷澤 伸次


私は、看護師特定行為研修「創傷管理関連」を修了しました。創傷管理関連は、「血流のない壊死組織の除去」と「局所陰圧閉鎖療法」を医師の発行する手順書を元に判断し実践します。医師は、治療を目的に患者さんに接しますが、特定看護師は苦痛の緩和、在宅での調整など看護師の特性を活かし患者さんに寄り添った介入ができます。病棟に配属されており、週に2日の活動日を活用し皮膚・排泄ケア特定認定看護師として活動しています。
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 櫻井 祐太


ICUで集中治療を必要とする患者のケア・治療に関わる中で、栄養や水分管理の重要性を認識し学びを深めたいと思い取得しました。現在ER で勤務していますが、診断のついていない患者さんの初期対応を行う際、フィジカルアセスメントで状態を判断し、点滴治療や検査の必要性を評価することに学びがとても役に立っています。特定行為活動を通して、脱水や栄養状態の悪化を早期に発見し、安全かつタイムリーな早期介入と回復支援に貢献し、今後もより質の高い医療を提供していきたいと考えています。
術中麻酔管理領域 桃井 真哉


急性期病棟での呼吸管理が必要な重症患者、術後患者の人工呼吸器の設定変更、離脱に向けての介入、鎮静剤の調整を行っています。患者さんにとって身近な存在である私たちが小さな変化に気づき、知識や技術をもって自身の判断で少しでも早く対応できる。それが特定行為看護師の役割であり魅力であると思います。現在は人工呼吸関連が主ですが動脈穿刺や循環動態作動薬の調整など様々な区分を院内で実践することを目指して活動しています。
外科術後病棟管理領域 佐藤 貴弘


一般病棟の経験を経て、現在は重症病棟で勤務しています。集中治療では緊急性が高く、迅速な処置や判断力が求められます。タイムリーに対応できるようになるため、2022年度に看護師特定 行為「外科術後病棟管理領域」を取得しました。特定行為研修では、フィジカルアセスメントや臨床推論などを駆使して患者を理解する医師の視点を深く学ぶことができました。医師と患者とその家族の間に入り、安心して集中治療を受けられるようサポートしていきたいと考えています。
特定行為区分/領域 | 研修修了者 |
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呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 6名 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | 16名 |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 3名 |
循環器関連 | 1名 |
胸腔ドレーン管理関連 | 1名 |
腹腔ドレーン管理関連 | 2名 |
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 | 4名 |
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 1名 |
創傷管理関連 | 4名 |
創部ドレーン管理関連 | 3名 |
動脈血液ガス分析関連 | 7名 |
透析管理関連 | 2名 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 9名 |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | 1名 |
術後疼痛管理関連 | 6名 |
循環動態に係る薬剤投与関連 | 3名 |
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 | 5名 |
術中麻酔管理領域 | 1名 |
外科術後病棟管理領域 | 1名 |
救急領域 | 2名 |
集中治療領域 | 1名 |
2023年12月1日 現在