2013年9月20日から約一週間、ホーチミン市および南部ベトナムに出張いたしました。 まず、第一の目的は9月21日に開催された「日越外交関係樹立40周年+筑波大学開学40周年記念特別フォーラム」に出席することでした。同フォーラムには筑波大学学長の永田恭介先生はじめ、多くの学群から出席があり、医学医療系では大根田修・筑波大学東南アジア事務所長をはじめ多く関係者が出席しました。ベトナム側からもホーチミン・ベトナム国家大学のNguyen Duc Nghia副学長、チョーライ病院のTran Minh Truong副院長、在ホーチミン日本総領事館より乾展之領事など、総勢70名程度が出席し、日越外交関係樹立40周年の祝辞と今後の筑波大学とホーチミン市との学術的な連携に関してそれぞれの方々よりのご挨拶を頂きました。日本の学生より津軽三味線や居合道の、ベトナムの学生からは伝統的な舞踊のパフォーマンスがあり、和やかなうちに終了し、今後、筑波大学とホーチミン市との学術・教育などの協力関係が今後も推進されることが大いに期待されました。
その後、国立国際医療研究センターで実施している国際協力研究事業の一環として「院内感染対策研修実施国における院内感染の現状と院内感染対策研修の効果に関する研究」の現地調査を行い、ホーチミン市のチョーライ病院のみならず、南部近隣3省の各総合病院を院内感染対策の特に研修の視点からの調査を行いました。現在ベトナムで行われている国際協力機構のプロジェクトでチョーライ病院において既に研修を受けた人材がそれぞれの病院で全スタッフに対して研修を行う予定ですがまだ実施されておらず、今後の実施と院内感染対策の改善が望まれるところです。
国際医療センター長・秋山 稔
ベトナム・チョーライ病院での臨床指導者養成のファシリテーター講習会で講演する伴信太郎日本医学教育学会長と司会の小職
ベトナム・チョーライ病院での臨床指導者養成のファシリテーター講習会
ベトナム・チョーライ病院での臨床指導者養成のファシリテーター講習会
ベトナム・チョーライ病院での臨床指導者養成のファシリテーター講習会・SGD