2019年10月、筑波大学と(株)社会システム総合研究所が共同事業体として申請していたラオスにおける「交通事故から住民の命を守る救命救急活動支援プロジェクト」が、 2019年度国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業として採択されました。ラオスでは交通事故件数が、年々増加の一途をたどり、若者の死因の第1位です。本学では、本プロジェクトを通して、 交通事故による死者数・死亡率の低減を目指し、首都ビエンチャンにおける病院前救護サービスの向上、外傷診療の質の向上、交通事故と即死者の低減に取り組んでいきます。また、本プロジェクトは、 国際部がプロジェクトリーダーとなり、附属病院高度救命救急センター、医学医療系国際社会医学研究室等が中心となり進めていく予定です。
筑波大学附属病院との協力により南部ベトナムの中心的病院であるチョーライ病院と主要ないくつかの臨床分野における医療技術、看護技術の向上を図る。 その改善を南部ベトナムに普及するためにセミナーの開催、チョーライ病院の地方の病院の支援活動であるサテライト病院事業への助言を行う。さらに今後の医療の向上のための 人材育成支援としてホーチミン医科薬科大学との協力により卒後医師研修の強化を行い、中央レベルと省レベルの技術交流を改善することにより地方レベルの医療技術の向上を図り、 ベトナム全体の医療レベルの向上につなげるシステムを構築する。さらに、筑波大学附属病院スタッフが中進国の巨大な病院での経験を積むことにより視野を広げ、日本での医療の 改善にも繋げるとともに国際的な視野を広げることにより筑波大学が目指す国際化に貢献することを目的とする。