<チームを形成(役割分担を実施)する目的>
化学療法による長期闘病生活のため様々な身体的・精神的問題を抱える患者に対し、移植決定時からのトータルサポートを提供し、移植前後の医療の質の向上を図る。
<チーム(役割分担)によって得られる効果>
- 移植前後におこる合併症や精神的ストレスに対し、各分野のエキスパートが専門的に、より移植に特化して対処することが可能となる。
- 移植患者は同時に様々な身体的・精神的問題を抱えているため、情報を共有し、それを各分野での対処に活かすことで、トータルサポートを実現することができる。
<関係する職種とチーム(役割分担)における役割・仕事内容>
- 血液内科医:
- 原疾患の治療方針の決定および実行、移植チームへのコンサルテーション
移植コーディネーター:移植決定時からの患者のフォロー(今後の流れの説明、相談窓口となるなど)、ドナーの選定に関わる事務 - 看護師:
- 入院中の身体的・精神的ケア、外来での生活のフォロー
- 歯科衛生士:
- 口腔内衛生状態の評価、ブラッシング指導
- 臨床心理士:
- 闘病生活の不安の軽減
- リハビリテーション部(医師・技師):
- 身体状況に応じたリハビリテーションの立案・実行
- 薬剤師:
- 大量抗癌剤や支持療法薬の管理、薬剤血中濃度測定
<チーム(役割分担)の運営に関する特記事項>
- 移植決定時にチームへのコンサルテーション→サポート開始
- 週1回のミーティング(入院中の全症例)
- 移植前の症例カンファランス
- 移植ハンドブックの作成
- 効果的リハビリテーションのプラン立案
<評価指標(事業成果等の分析)>
- 患者満足度の調査
- リハビリテーション効果の評価(導入前との比較)