<チームを形成(役割分担を実施)する目的>
放射線画像の出力方法は日々進歩し、患者の疾患、状態により撮影条件と画質調整を適切にすることで、画像情報の質は劇的に向上する。放射線技師が中心となって、医師にかわり放射線画像の撮影条件を提案、調整することにより、放射線画像の質を向上させ、患者の診断率を高め、医師の読影の負担を軽減することを目的とする。
<チーム(役割分担)によって得られる効果>
少ない撮影線量で、より情報量の多い放射線画像を提供する事で、他検査の機会を減らすことができ、患者の被ばく線量を軽減することが出来る。
放射線技師がチームの中心となって、医師にかわり放射線画像の撮影条件を提案、調整することにより、医師業務を削減することが出来る。
<関係する職種とチーム(役割分担)における役割・仕事内容>
よりよいX線画像を提供するために、以下のメンバーでチームを形成し、それぞれの専門分野の知識を提供しあい、お互いの専門知識の理解を深める。
- 診療放射線技師:
- より良い放射線画像の撮影条件を提案する。
- 放射線診断医:
- 放射線技師に対して、放射線診断に関する講習会を実施する。
- 臨床工学技士:
- 医療機器の操作方法や管理に関する知識を提供する。
- 看護師:
- 医師と協力し、患者に対して放射線検査についての説明を行う。
- 理学療法士:
- 身体障害者の動作介助等の技術を提供する。
<チーム(役割分担)の運営に関する特記事項>
放射線技師が中心となって、放射線診断医と相談しながらチームを運営する。
<評価指標(事業成果等の分析)>
患者の平均被ばく量の軽減、診断率の向上