<教育プログラムの目的・効果>
急性期治療を終えた患者・家族が、退院後も切れ目なく必要な医療福祉の提供と在宅療養生活支援を受けるためには、実際の退院支援に携わるソーシャルワーカー(社会福祉士)には複雑な社会情勢や社会制度のみならず、患者個人の社会生活をアセスメントする能力や、院内と地域機関との調整をおこなう上ではマネージメント・ファシリテートに関する力を必要とする。院内外の多職種との関わりと独自の取り組みの中で退院支援に関する専門知識の向上と技術の習得を目指す。
<教育プログラムの履修方法及び修了要件>
- 担当している診療科医師や看護師の業務を知る(見学・体験・講義にて行う)
- 当院患者の訪問診療、訪問看護への同行、在宅生活の評価
- 訪問看護事業所や居宅介護支援事業所との定期的なミーティング、モニタリングカンファレンス、勉強会の開催
- 職能集団が開催する退院支援に関する研修の受講
- 所属機関におけるグループスーパービジョン
上記を含めた包括的プログラムをすべて修了することが修了要件。
履修期間:3ヶ月間のうちに上記すべてを受講できるようプログラミングする。
<教育プログラムの指導体制>
診療科医師、病棟看護師、リハビリ等チーム医療スタッフ及び地域連携機関の協力
ソーシャルワーカー(社会福祉士)全体でのピアスーパービジョン
<教育プログラムの運営に関する特記事項>
習得した知識及び技術は、現在院内で施行されている『つくば退院支援・調整プログラム』に活用する。
<教育プログラムの新規登録者数等の目標人数>
ソーシャルワーカー現任者9名のうち病棟担当ソーシャルワーカー
(現在の2名+病棟担当予定者数名)
<評価指標(事業成果等の分析)>
患者満足度 退院支援に関する知識の向上
退院支援に関する病院スタッフの関心度の上昇