<教育プログラムの目的・効果>
血管内治療は低侵襲医療として近年急速に発展、普及してきたが、その進歩に対応するため、医師だけでなく、看護師・診療放射線技師・臨床工学技師などで構成される医療チームの教育が課題となってきた。そこで血管造影シミュレーターを用いた、血管内治療教育プログラムを企画した。実際に行われている手技をシミュレーターで体験することによって、単なる座学では学べない実践的手技を医師以外の職種が実際に自ら体験することが可能となり、治療についてより深く理解することでより効果的な多職種連携が可能となる。
<教育プログラムの履修方法及び修了要件>
血管造影・血管内治療シミュレーションハンズオンコースの受講。
履修期間:1日(年4回実施)
<教育プログラムの指導体制>
脳神経外科・循環器内科・放射線診断・IVR科の指導医、血管造影について専門的知識を持つ看護師・診療放射線技師・臨床工学技士によって構成する。
<教育プログラムの運営に関する特記事項>
診断・治療手技教育のために血管造影シミュレーター(Vascular Intervention Simulation Trainer : VIST)を積極的に運用する。
<教育プログラムの新規登録者数等の目標人数>
10名
<評価指標(事業成果等の分析)>
シミュレーターを用いて、治療チームの習練度について指導者が到達度評価を行う。